四月四日朝九時過ぎに駒込の「六義園」を訪れましたが、丁度満開の枝垂れさくらが迎えて
くれました。 あの大震災と大津波が三月十一日でしたので、以前より楽しみにしてはいました
が躊躇するところもありましたが、思い切って行く事にしたのですが、好天にも恵まれて訪れた
甲斐がありました。 恐ろしい悲しい出来事があり、こちらも都心で怖い思いをして、もう駄目か
と思った時もあったくらいでした。

 あの災害はあっと言う間に人の命を飲み込んでしまったのですが、命の無常とはかなさをしか
と実感しました。「
されば、人、死を憎まば、生を愛すべし。 存命の喜び、日々に楽しまざらんや
と徒然草にも侍り。

 自分は「われ免れたり」ですが、この度は明日はわが身やと思う気持ちもあり、寸陰を楽しみたい
気持ちが強くなり、躊躇しならがとうとう訪れてしまいました。 満開のみごとな枝垂れさくらが何も
かも忘れさせてしばし拝んで過ごせました。 

 こんなに惚れ惚れしてしまう枝垂れさくらを生み出す天自然の恵みと畏れを共に感じながら、色々
な思いが後で起こった次第です。 しばし憩はむ、しばし楽しまむ。 寸陰惜しむべし哉。

               

                

 

              

 六義園は朝一番の訪問でしたが、午後の四時ごろになり、そうだ小石川後楽園も行ってもみようと思い
立ち、すぐに訪れてみました。

      小石川後楽園 枝垂れ桜 身近な桜