十九世紀末から二十世紀初頭にかけて、スペインの植民地時代、キューバの首都ハバナがもっと
も華やいだ時代だったそうな。 クエルボ・イ・ソブリノス・Cuervo y Sobrinosという高級時計宝石店
があったそうな。
キューバ土産の手巻きクロノグラフ
神奈川県横浜市からの御来社時計修理御依頼ですが、珍しいので掲載してみました。 お父様が
お仕事でキューバへ行かれてお土産に御購入された時計ですが、「不動」となってしまったそうです。
御近所横浜の「何でも直します風」の時計修理屋へ行ったそうですが、お手上げとの事で当社あや
しき「あいあいショップ」を頼られてまいりました。
文字盤とキャリバーにハバナ・Habanaと入ってはいるのですが、キューバ製の時計のはずはありま
せん。 文字盤の印字もかなり稚拙ですので、キューバで急場しのぎに印刷しキャリバーに刻印を入
れたのでしょうか、そんな事もアルマーニ。(^_-)-☆
それとも稚拙な文字盤再生・文字板リダン・ダイアルリフィニシュ・Dial Refinishing品か。(^^♪
新聞記事で読んだ事がありましたが、キューバではかなり古い車でも何とか動かしているそうです。
それでもお土産品としてキューバ製手巻きクロノグラフとしておきましょうか。(^_-)-☆
スイスのメーカーにOEMで製造依頼したものでしょう、よくみる宝石屋ブランドの時計です。
ティファニーとかのように。
後日知ったのですが、ハバナがスペインの植民地時代には大繁盛したそうでして、保養地としてもヨーロ
ッパからかなりの人が訪れたそうです。 そう言えば古い歌で「われ、ハバナを船出する日」ってのを歌った
事がありました、エルビスプレスリーだと「No more, do I see the starlight caress your hair...}。
欧米人は他人の国を略奪するのには長けている、それが現在の繁栄の基礎となっているはずです。( ;∀;)
我が国だって・・ ・。
検査の結果は「カップリングクラッチネジ効かず、テンプ横アガキあり」でした。
手巻きクロノグラフのオーバーホール・分解掃除、ネジ交換と秒針修正です。 スタートボタンを押し、
リセットボタンでストップ、リセットとなります。 ヴィンテージウォッチ修理はヴィンテージ手巻きクロノ
グラフ修理でした。
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