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 ロレックス修理、Rolex修理を当社にご依頼頂きましたお客様のサイトの当社
御紹介文をそのままコピーして掲載させて頂きました。修理されたお客様の
アンティークロレックスと修理内容は下のロレックス画像をクリックされるとご覧
頂けます。

              

謎のアンティークロレックス:修理に出す

さて、先にエントリーした謎のアンティークロレックスですが、WEBで見つけた銀座にある時計のリペア専門のお店にもっていくことにしました。
どうしてここにしたのかというと、対応がとてもはやかったことと、返信のメールの内容がとても丁寧だったからです。サイト自体は非常に手作り感があるところではありましたが、時計への熱意がすごかったんで、そういう意味でも「もっていってみるかなぁ」という気にさせてくれました。決してデザインが凝っていることばかりが優先されません。こういう「パッション」っていうのは、中身を読めばわかりますもんね。
さて、そこにいたのはおじさまが2人。
こじんまりとしたところですが、テーブルの上には虫眼鏡っていうか、ほら、よく宝石とか見るときに使うアレとかあって、時計のパーツも置かれていたりして、作業しているなぁっていう感じでした。「作業場」っていう感じ。
名前をいうと「ああ、メールの方ですね」とすぐ応対してくれました。
この2人が対照的なんです。なんていうか「かけあい漫才」みたいな感じで、だけど時計に関する知識と技術はすごいみたいで、いろいろ楽しい話を聞いちゃいました(^-^)いいなぁ、、、こういうの。

さて、さっそく私の時計を出して見てもらうことにしました。
まずどうして動かなくなったのか、という部分については、私の時計は手巻き式でなかにぜんまいがあるんですが、そのぜんまいを支える「軸」があるんですね。とても小さな小さなパーツですが、これが心臓なのだとか。しかし、これがぽっきり折れちゃってました。
これは古い時計はどうしても起こることだそうで、だんだん劣化して細くなった軸が、軽い衝撃でももろくなって折れてしまうのだそうです。
普通にばしばし使っていて、しかも落下までさせたのだから折れて当然すねぇ…かわいそうなことをしていたんだと激しく後悔(汗)
とりあえずこの「軸」ですが、もちろん同じ部品があるはずもなく、いちからつくるのだそうです。それと中が真っ黒になってほこりがつまっていたりする部分を綺麗にし、これが原因だけかどうかを調査するのに全部いちどばらしたりするので、時間はかかりそう。最短で1ヶ月をみてほしいということでした。
いちど詳しく中をみてから再度メールで見積もりをくださるそうです。
うーん、PDA1台分が軽く飛びますけれど、、、でもね、お金にかえられないものってあるから。

さて、この時計がなんだったのか?という問題。
どうやら1920-1930年のあいだのものではないか、ということでした。かなり古いのは確実であるとのこと。だからこそ余計、壊れやすかったのだろうとのことでした。
秒針については交換されているそうです。最も細いのでいつかどこかで折れてしまったのでしょう。
ただ、ホンモノであることには間違いないそうです。

話ついでに1930年代のロレックスを3本見せていただきました。すべて修理をおえてこれからオーナーさんのところに帰っていく子たちでした。みんなきちんと時を刻んでいましたが、1本1本手作業で機械式をなおさなければならないのが大変とのこと。そもそもこういう時計を修理できる技術をもった人が60歳くらいになっているんだそうです。それ以下の人たちは、世代的にはもう新しい時計に切り替わった世代なんだとか。
その他「これはあけたら中身が偽物だったけれど見た目はものすごいアンティークの高価な時計に見えるもの」とかも見せてもらいました。一見したら絶対にわからない!っていう感じでした。すごいです〜ほんとに。

とりあえず内部をきちんと見てもらうためにおあずけしてきたうちの子ですが、きちんと動くようになったらつけてあげたいですね。
メンテナンスはそのぶん大変になると思いますけれど、やっぱりせっかくなのだから大事に使ってあげたいと思います。
まあ、毎日付けるのは負担がありすぎるかもしれませんね。
ともかく戻ってくるのが楽しみです! 

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例のアンティークロレックス、ただいま修理中!

このあいだ修理してくれるショップにもっていったアンティークロレックスですが、、、
http://www.c-plusc.com/erimt/archives/000795.html
http://www.c-plusc.com/erimt/archives/000797.html
その後、いろいろ内部があれこれだめになっている部分についてメールで連絡がきました。このあいだ軸が折れちゃっていた話は書きましたが、その下にある「下石」というパーツも割れており、また内部にかなりサビが出ちゃっていたそうです。買ったときすでにあまり手入れがされていなかったのでは?ということでした…
でも、ちゃんと予算内ですみそうです。しかも年内には戻せるように誠意作業中とか!(^-^)作業量からいっても、ああいうアンティークなものは大変なのはよくわかっていますから、来年になるだろなぁと思ってたんで、ちょっとびっくりです!
今から戻ってくるのが楽しみでわくわくします…大切に使ってあげなきゃ。。。
ちなみにそちらのショップさんのサイトはこちら!
http://www.iishop.co.jp/
過去の作業例の写真もたくさんありますけれど、本当にすごい仕事ですよね、ほうっ、、、となります。サイトはそういったお仕事のあいまに、ご自身で独学で勉強してつくられているとか。各所にちりばめられた「ひとこと」が、、、(笑)でもね、見ていて本当に楽しいサイトです。
あなたのおうちで眠っている時計で「もうだめだろう、、、」とあきらめているものがあったら、それがとても大切で、新しく買えるものではない思い出のあるものだったら、相談してみるといいかもしれませんよ!

時を刻みだしたロレックス-ありがとう、あいあいショップさん-

例の「謎のロレックス」ですが、修理が完了し、受け取ってきました。
再び時を刻み始めた時計の「チッ、チッ」という針の音が聞こえます…嬉しいですね、やっぱり。
中はかなり大変な状態になっていて、とても細かいパーツをつくっていただいたりもしたようです。実際に修理を担当された方は、すでに70歳を過ぎた方だとか。その方の熟練された技術のおかげで無事、この時計と共に新年を迎えられそうです。
1920-30年のあいだのものだろうということですから、やはり無茶な使い方、というか、「普通の時計」と同じ使い方をしてはいけないのですね。きちんとメンテナンスも含めて、大切にあつかってあげたいと思います。
まずは次にベルトを交換してあげたいなぁ。
銀座「あいあいショップ」のみなさん、本当にありがとうございました。
http://www.iishop.co.jp/index.html   

                            
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