さて今回の訪問で丸三年、四回目となりました。 どうも行くのに迷いと戸惑いがあり、行って夢中になり来てよかったと感じる昨今となりました。 昨年は気持ちが重く、今年は原発事故の怖さと放射能への心配が重い。 それでも時節に来て見ますと、見事に咲き溢れる花菖蒲に夢中となりしばし世の中の心配事から解き放たれる。 こう言う限りない恵みのあればこそ、色々あっても元気となれる。
花のなぐさめ大いにありがたきかな。 憂き世の苦労も騒々然たるも忘れ果て慰められる。
帰り際にまた元の入り口付近の椅子に腰を下ろしていますと、お隣でペン写生をしている御老人があり、声を掛ける。 八十五歳とかでした。 ついつい昨年亡くなったお袋の事に触れて、二回ほどここへ連れて来ましたと話しました。 座っていますと、介護施設からの人が車椅子と歩いて通り過ぎる、もう自分には懐かしいものとなってしまいました。 お袋も移動しやすいので車椅子で梅を見に行った写真が残っていますが、どんな気持ちだったかを思い起こす。
振り返り惜しみつつ江戸川縁(べり)を後にしましたが、堤の急な階段を二年前には亡き母が介助はあったが上り下り出来たのをはっきりと思い出しました。
「季節の花 300」と題するサイトは実によく花について調べられていまして、時々参考にしています。 必ずお役に立つサイトのはずです。
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