今年は芙蓉の咲き出すのが遅い、例年ならば七月の末には咲き初めているはずですが、そんな心配を
していた矢先に紅芙蓉が咲き出しているのを目にしました。 早速撮影したのですが、この紅芙蓉は背が
高く
風によく揺れますので、中々いい写真が撮り難いのが実情でした。

                

 八月に中旬頃から白芙蓉が咲き出しました。 すぐ下の画像は亡き母の一周忌の日の法事の帰り
に撮りました。 昨年は病室に芙蓉の写真を飾っていましたが、もう一年が過ぎてしまいました。

        

           「一周忌百の坊主の読経よりわれ堅固こそ供養勝らめ」 遊楽

                  

                  

 母の命日に近所の知り合いが美事な白百合を届けてくれました。 あまりに立派だったのでついつい撮影
したのですが、部屋中に香りが漂いたちこめる、しばし雅びの時を楽しみました。

 さて九月に入りますと酔芙蓉が咲き出しました。 朝は白、ほんのりと赤くなり、夕べには酔っ払ったような
感じとなりますが、その日の陽気で変化(へんげ)の時はずれます。 今回の画像は一日で撮っていないの
で変化が遅いような感じもしてしまうはずです。 時々花がこの世になかったらと思いますが、ぞっとしてしま
います。 荒む世あるのみとなってしまいそうです。

               

 

                

                

                 

                 

                 

        

 今年は大地震、大津波、原発爆発大被害、台風の水害と続き過ぎましたが、こうしてまた今年も酔芙蓉を眺め
られる。 
寸陰愛惜の心、忘れまじ。

       「すがすがし朝(あした)の光に酔芙蓉今年も眺めてしばし憩はむ」 遊楽

  もう少しまとめた酔芙蓉の写真集を作りたくなりまして、酔芙蓉の一日と題して作成しました。 それほど魅力
があるのでしょう、自分を惹きつけて止まないところがある。 春の牡丹にも匹敵するくらいの多様さがあり、それ
が一つの花で楽しめる。 ぜひ御覧下さい。 

               酔芙蓉の一日

                          

                         

 「季節の花 300」と題するサイトは実によく花について調べられていまして、時々参考にしています。 
必ずお役に立つサイトのはずです。